木のおはなし

“天領木”は良質で鮮やかな赤みを帯びた木目や、きめ細やかな木肌が特徴である「日田杉」を特殊な乾燥方式により天然乾燥をも凌ぐ状態に仕上げた木材です。一本一本の木に宿る命を愛おしむ。家づくりを通して、一本の木から始まる大いなる自然のエネルギーを次世代へと繋げたい。

9万年前の埋没杉

9万年前の埋没杉

日田市の小野谷で発見された、阿蘇山の火砕流でなぎ倒された埋没林は杉もあり、約9万年前から日田には杉が多く生息し、今に受け継がれているのです。

杉の産地ひた

杉の産地ひた

日田市面積の約8割を占める山林で日田杉は、内陸性気候で寒暖の差が激しい地域で育ち、幕府直轄の天領の地で日本三大美林と言われた良質な日田の杉。

木の命をまっとうさせる

木の命をまっとうさせる

現在は戦後に奨励された植林により、多くが建材などの製品として使用できる時期を迎えてます。需要と供給を高めて日田を活性化しましょう。

低温減圧振動除湿乾燥

低温減圧振動除湿乾燥

木材の質を決めるのは木の「乾燥方法」だと言われています。自然乾燥が最適ですが、ロスやコストを考え、木の細胞や色艶・油分・香りを損なわずに低温乾燥しました。

伝統の技で手造りの

伝統の技で手造りの家

本来、日本家屋は無垢材・無塗装で、土壁や和紙でつくられていました。近年、新建材の家づくりの弊害も認知され、手造りで安心な素材の家づくりが認識されています。

五感に響く真の健康住宅

五感に響く真の健康住宅

見る、聞く、嗅ぐ、触れる、味わうという五感に刺激を受けることで、子どもたちの感性は育ちます。杉とふれあい、感性と免疫力を高めましょう。

体に優しい木材

九州大の綿貫茂喜教授は4年前、熊本県小国町で特産の小国杉の効果を調べた。小国中学校の1年生3クラスで、それぞれ新品の杉材、新品の合板材、古い合板材の机と椅子を4か月間使用してもらい、免疫機能を比較。新杉材を使った1組は、免疫機能の指標となる唾液中の免疫グロブリンAの量が3か月後に、他の2クラスに比べ約3割高まっていた。 実験中の2月は、インフルエンザが流行、1組の欠席者は延べ4人、他のクラスの同30人、同61人に比べ群を抜いて少なく、新杉材の効果を確認。綿貢さんは「新品の杉材を使った教室では、揮発成分の濃度が高い。木製品とふれあうことで、免疫力を高めることができるかもしれない」と話す。

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