東寺

こんにちは(株)栄都の『自然と健康と住まいを考える』ブログ担当の荒川です。
京都シリーズもいよいよ最後の東寺です。
東寺の「五重塔」は天長3年(826年)に弘法大師が創建に着手し、約50年の長年月を経過した後、慶長年間に完成したと伝えられ、その後しばしば火災に遭い焼失、再建を繰り返したようで、現存のものは徳川家光の寄進により寛永21年(1644年)に再建されたそうです。

東寺五重塔

一般的に重層の塔の屋根は上層に行くほど小さくなっていますが、この五重塔の屋根は下層の屋根と上層の屋根の大きさに大差がないのが特徴です。

東寺

「金堂」は中央部の屋根が一段切り上げられた特徴のある建築様式をとっていて堂々たる建築物であり、国宝に指定されています。
撮影禁止の金堂内には、本尊の「薬師如来座像」を中心に、向かって右側に「日光菩薩」、左側に「月光菩薩」が安置され、本尊の台座には「十二神将像」が配置されています。そのスケールの大きさは見る者を圧倒します。
「講堂」は純和風建築様式の建物で、重要文化財に指定されています。
これまた撮影禁止の講堂内の壇上中央の如来部には「大日如来」を中心に五智如来、右側の菩薩部には「金剛波羅密多菩薩」を中心に五菩薩、左側の明王部には「不動明王」を中心に五大明王、四隅には「持国天」、「多聞天」、「増長天」及び「広目天」の四天王、両端には「梵天」と「帝釈天」、合計21体の仏像が安置されている。これら仏像の配置は弘法大師の密教の理想を表す立体曼荼羅であるとされているそうです。お見せ出来ないのが残念…。
兎に角にも今回の京都社員旅行は、歴史に触れ様々な建築物を見れて、四季のある日本に生まれ、そして此の素晴らしい自然に囲まれ、私は日本人に生まれて「良かった~ぁ♪」とシミジミ思います。