元離宮二条城

こんにちは(株)栄都の『自然と健康と住まいを考える』ブログ
担当の荒川と申します。
二条城と言えば皆さんご存知の通り二の丸御殿で、
武家風書院造りの建物面積3,300†(約1000坪)、
部屋数33、畳は800畳あまりも敷かれている巨大な平城です。

二条城_外観

まず広い広い城内に入ると、ガムシロップみたいな甘酸っぱい匂いが立ち込めてて、総桧の建物が時代の経過と歴史の空気を吸い込み深い香りを放ってました。
それに豪華に装飾された車寄・遠侍・式台・大政奉還が発表された大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院が連なって金箔をはった画面に鮮やかに描かれた壁画・欄間彫刻・襖絵・水墨山水画で装飾され、現代では決して同じ物が作れませんが、日本建築の構造や美意識や機能・素材は絶やせないと再認識しました。

二条城_床構造

後、有名なのが二条城の廊下は、うぐいす張りになってて、この板を踏むと、キュッキュッという音が鳴って敵が入って来ても、この音が鳴り入って来たことが判る様になってるそうです。
構造からしても単なる人工的な床鳴りとも思いますが…。(笑)
まぁ自然素材の場合は木材が湿度により収縮するから仕方ない部分もあり、それも自然と寛大に受け取ろうと改めて思いました。

約400年以上を経過した二条城も凄いですが我々、住宅業界も変革の時が来ました。
私たちの未来のために、住まいに関する新たな考え方が必要になってきました。
そのひとつが、住まいの長寿命化です。