幻の健康住宅①

こんにちは『自然と健康と住まいを考える』ブログ担当の荒川です。
10月になり、台風16号の影響もなく、秋晴れの清々しい天気になりました。
今日からシリーズでお伝えするパークプレイス大分店の“伝統技術を集約させた【幻の健康住宅】”のポイント第①段は『手刻み』。

本来の日本建築では当たり前に行われていた「手刻み加工」。
現在では「プレカット」と呼ばれる機械を利用して木材を加工する技術が主流になっていますが、機械では不可能な細かい加工や、丸太の丸みを生かした加工など、手刻みでしか成しえない技術を生かすのも、日本建築の醍醐味です。

材木を刻む前に行われるのが「墨付け」という作業。「墨壺」と呼ばれる工具から糸を引き出し、ぴんと張ったところを指ではじき線を引く。
素人目では分からない、複雑な線が描き出され、刻む前の下準備が整います。

次に材木にノミを入れる作業。軽快なノミさばきで、瞬く間に材木が刻まれていきます。手刻みだからこそ実現可能な、複雑な継ぎ手が表情を表し、材料の一本一本が、まさに「作品」としての仕上がりを見せています。

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