地域型住宅グリーン化事業は、主に長寿命の住宅や高度省エネ型の住宅に対して補助金を出すという事業です。長期優良住宅や認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅など、長い寿命を見込める住宅や優れた省エネ性能を備えた住宅には、1戸あたり上限100万円の補助金が交付されます。
また、ゼロ・エネルギー住宅にはさらに多くの補助金が付きます。ゼロ・エネルギー住宅とは、住宅の一次エネルギー消費量がほぼかからないという住宅のことです。地域型住宅グリーン化事業でゼロ・エネルギー住宅に支給される補助金の上限は、1戸につき165万円という高い金額になっています。
また、長寿命住宅や高度省エネ住宅というだけでなく、それとは別の条件を満たすことによって補助金を加算することもできます。たとえば、住宅に使う木材の過半数を地域材にすることです。この条件を満たしていると、さらに上限20万円の補助金を加算することができます。それから、三世帯同居の要件を満たしても補助金が増えます。この要件に合致すれば、上限30万円の補助金が加算されます。